損益計算書:物件ごと、所有者ごとに収支を計算
損益計算書の機能は?
損益計算書は一定期間の全収入と支出を集計し、最終的に当期純利益を計算します。家賃、光熱費収入、手数料、清掃費などの各項目金額は、日頃の記録に基づいて自動分類・合計されます。試算表を自分で整理する必要はありません。
特定の所有者が上半期にどれだけ稼いだか、特定の物件が今季利益か損失か、または申告前に年間の収支を確認したいとき、条件を選んでボタン一つで結果を得られます。
操作手順
ステップ1:レポート条件の設定
機能リストのレポートページに進む(左側メニューのレポートをクリックし、さらにレポートをクリック)、以下の条件を順に設定します。
- レポートの種類: 損益計算書を選択してください。
- 対象物件/オーナー/会社を選択: レポートの統計範囲を決定:単一物件のみを見るか、オーナー所有の全物件、または会社全体の収支を見ることができます。
- レポート期間: 開始日と終了日を自由に選択でき、1年や1か月に限定されません。ある賃貸期間や四半期、任意の期間を閲覧できます。
- 会計基準: 現金主義または発生主義を選択し、それぞれの差異は次節で説明しています。
現金主義と発生主義の選び方
同一賃料が異なる基準により生成された2つのレポートで、金額が異なる期間に分配されることがあります。
- 現金主義: 実際に現金が出入りした日を基準として、その期間のレポートに反映されます。現金の流れを確認したい場合は現金主義を選択します。
- 発生主義: 債権の発生日を基準として、その期間のレポートに計上され、実際の支払いや受取日は関係ありません。その期間の実際の業績を確認したい場合は発生主義を選択します。
ステップ2:レポート生成
レポート生成をクリックすると、条件に基づいて損益計算書が自動的に生成され、3つのセクションに分かれています。
- 収入: 期間内のすべての収入科目と金額が含まれます。例:賃料収入、水道光熱費収入、手数料収入、清掃費収入など、最後に合計して総収入となります。
- 支出: 期間内のすべての費用科目と金額が合計され、総支出となります。期間内に費用の記録がない場合、「本期無記録」と表示されます。
- 当期純利益: 総収入から総支出を引いた期間の損益結果です。
レポートの右上にある印刷アイコンをクリックして、直接印刷またはPDFとして保存し、会計士またはオーナーに提出できます。
レポートの数字はどこから来るのか?
損益計算書には追加のデータ入力は不要で、普段システムで記録する2種類のデータが元になります。
- テナント請求期間: 賃貸契約期の家賃、光熱費、その他の費用は、科目に基づいて自動的に対応する収入または費用行に分類されます。
- 手動での仕訳入力: 請求期間外の収支(例えば修理費、保険料、減価償却)は、手動で仕訳を入力することで、レポートに自動的に含まれます。
つまり、普段から帳簿を整えておけば、損益計算書はそのまま利用でき、期末に再整理する必要はありません。
よくある質問
現金主義と発生主義の報告額が異なるのはなぜ?
これは正常です。2つの基準は同じ取引に対する期間の帰属が異なります:現金主義は実際の支払日を見ますが、発生主義は取引が属する会計期間を見ます。期をまたぐ収支があると(例えば、賃料の遅延払い、前受金)、報告書の単期金額は異なりますが、長期間で見ると総額は一致します。
特定のオーナーや物件だけを見ることはできますか?
できます。統計対象のドロップダウンメニューから特定の物件、オーナー、または会社を選択できます。管理業者がオーナーに報告する際には、該当するオーナーを選択して報告書を生成するだけです。
損益計算書と貸借対照表の違いは?
時間の概念が違います。損益計算書は特定期間の経営成果を見ます(例:1月1日から6月30日までの収入、支出、純利益)、まるで映画の一部のようです。貸借対照表は特定日時の財務状態を確認します(例:6月30日の資産、賃借人への負債)、写真のようなものです。この半年の収支を知りたいなら損益計算書を、現時点の賃貸保証金や資産構成を知りたいなら貸借対照表を見てください。
なぜ保証金と前受電気料金が損益計算書に載らないのですか?
これらの金銭は借主が所有しているもので、あなたの収入ではありません。保証金は退去時に借主に返還されます。前受電気料金は借主が事前に預けた金額で、実際に発生した電気料金に対する控除に使われます。退去時には残額が精算され、返還されます。そのため受け取った当初、これらの金額は負債として帳簿に記載され、貸借対照表の負債部に現れます。実際の電気料金に対して控除された金額のみが、電気料金収入として認識され、その期の損益計算書に記載されます。